草野球チームに入ってシーズン中のほとんどの日曜日は練習や試合の野球好きの患者さんからこんな質問がありました。
プロ野球など見ていると投げ終わったピッチャーが肩や肘などをグルグル巻きにしてアイシングしてますが、
①ピッチャーは肩を冷やしてはいけないと言われていたような気がしますが、どのような理屈で冷やすのか?
②最近は寒いから気温で冷えるからアイシングしなくても大丈夫か?
③そもそも冷やすのは正解なのか?
教えてほしいとのことでした。
①は自分も野球やってたんで言われたことがあります。
答えは投げる前や投げている途中は冷やさない方がいいです。
冷やすことによって関節の動きが悪くなったり、筋肉が硬くなりして投げたときに痛めやすくなります。
投げた後は冷やします。
投げて使った筋肉は炎症してますのでアイシングすることにより炎症を抑えることができ筋肉の回復を早くします。
筋肉を冷やすことにより一時的に血管が収縮して血流が制限されますが、15分ほど冷やしていると血管が元の状態に戻ります(恒常性)
そこでアイシングを外すと外気温が温かいので血管が拡張し血流が良くなります。
冷やすことで炎症を抑える
血管拡張により疲労物質・発痛物質を排出しやすくなる。
これが①③の答えです。
②に関して言えばアイシングは氷水で10分~15分おこないますので外気温が低くてもアイシングしたことにはなりません。
なかなか趣味でスポーツしてアイシングする方は少ないかもしれませんが、
ぜひやってみてくださいね(^^)
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