◯筋肉不足
筋肉が多くなればそれだけ代謝はよくなる
というだけではなく、血液は心臓から送り出されるので特に心臓から離れている下半身は、血液を送ることは簡単にできても戻るときに重力に逆らって戻らないといけないので、特にふくらはぎや内転筋(内腿)の筋肉の助けを借ります
そこの筋力が弱いと下半身のむくみが強くなりやすくなります
◯柔軟性不足
筋肉は場所によっては硬くなると血管や時には神経を圧迫して、むくみ・シビレ等が出ることもあります
患者さんで多いのは
・首、胸の前の筋肉の柔軟性低下→腕のむくみやシビレ
・股関節の前、お尻の筋肉の柔軟性低下→脚のむくみ・シビレ
などですね
よくヘルニアではないか?と聞かれることもありますが、圧迫して起きています
原理は正座してシビレるのと同じです
もちろん逆にヘルニアと同時に起きている方もいます
ちなみに筋力不足とは少し違い筋肉が強くても前後のバランスが悪かったり硬かったりするとむくんだり、シビレが出たりします
以前ジムに通いベンチプレス(胸の前の筋トレ)を多くやっていた方がケアを怠り、ある時期からシビレが出始めてシビレが消えなくなったと来院された方がいました
(フォームの問題もありましたが)
◯運動不足
筋肉不足と柔軟性不足と関係ありますが
ここでいう運動は歩くだけでも違います
筋肉を動かすだけでポンプのように伸び縮みして血液の流れを良くします
◯サポーター・服・下着などで圧迫
当たり前ですが圧迫し続ければむくみますよね
サポーターを強く巻きすぎたり、巻く位置が間違っていたりするとむくみやシビレが出る原因になります
服に関しては近年流行りもあるのかタイトなモノも多くあります
もちろん必ずではありませんが硬めの素材でなくてもタイトなズボンをはいて長時間座れば鼠径部を圧迫して血液の流れを悪くし、むくむのは当たり前です
下着も同じです
男性のボクサーパンツ、トランクスはおいといて、
女性下着は大抵鼠径部を圧迫するような作りになっています
私はノーパン派、ティーバック、レディースのボクサーパンツ、ハイレグタイプで鼠径部を圧迫してない
という方は良いですが
下着はおそらく風呂以外の時間は着用している方が多いのでその時間ずっと圧迫していることになります
となるとむくみの原因になってしまいます