と
胸郭(下図・12対の肋骨,12個の胸椎,胸骨)
が正しく動いていることが前提です。
そして呼吸筋と胸郭の機能が低下するのが猫背です。
猫背の姿勢は
顎が前に出て首の前の筋肉を伸ばした状態で硬め(胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋)
ポッコリお腹になり、体幹前面の筋肉をたるませ(横隔膜、内肋間筋、外肋間筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋)
弱らせて正常な動きができなくなってしまいますし、
背骨・肋骨は通常息を吸ったときに起き上がってきますが猫背による背骨・肋骨の前への傾きはそれをできなくしてしまいます
知らない間に浅い呼吸しかできなくなっている方が本当に多いんですよね・・・
ちなみに呼吸の基本となるのは腹式呼吸です
意識して呼吸すると胸が起き上がるのはわかると思いますが、お腹はどうですか?
女性に比べて元々腹式呼吸だと言われる男性でさえ肩で息をしている方が多いです。
それだけ体が使えなくなってきて、戻すには練習が必要になります。
ポイントになるのは呼吸筋の一つである横隔膜です。
もちろんお腹の中にある筋肉なのでいわゆる腹筋と言われる腹直筋のように外からは見えませんが、お腹の動きである程度確認できます。
横隔膜の位置ですが、ご存知の方もいるかもしれませんが肋骨の下に手を入れて体の中心から外側に向かってなぞるラインにあります。
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