太っているとその体を支えるだけの筋力があります
体組成計などで筋肉量測ってみると細い人より筋肉量があるはずです
なので必ずしも太っているからと言ってなりやすいわけではありません
ただ過剰に太りお腹が出すぎてくると腰の反りが強くなり負担はかかりやすくなります
妊婦さんは短期間でお腹が前に出たり、骨盤の関節が緩んでいるため腰痛になりやすいということもあります
これもよく聞かれますが
『一度ぎっくり腰になるとクセになりますか?』という事
これは高確率でなる方がいます
理由はいくつかありますが、
急性痛になる人は、事故やけがを除けば急になるわけでなく、痛みが出る以前からすでに体の状態に問題があり負担がたまってきて爆発
・・・つまり痛みになります
なので負担のたまりやすい状態、つまりは姿勢や動きや筋力など根本を解決しないとまた時間をかけて同じ部位に負担がたまり、痛みを繰り返すことが多くなります
表面上の痛みを改善させるだけでなく根本から改善させればクセにもなりにくくなります
次もよく聞かれますが
『くしゃみをすると腰痛になりやすいですか?』
これは身近でくしゃみなどでぎっくり腰になった方がいたようですね
確かにくしゃみをすると腹筋に力が入り腹圧が高まり腰に負担がかかりますが、これも元々腰に問題がある方がなりやすいだけであってくしゃみは引き金に過ぎません
以前も書きましたが負担さえたまっていたら重いもの持ち上げなくても簡単になります
患者さんの中にはトイレでいきんだ瞬間にぎっくり腰になった方、
顔を洗うために前かがみになった瞬間にぎっくり腰になった方、
イスに座っていて後ろのコピー機の方へ振り向いただけでぎっくり腰になった方、
などがいます
中には・・・座っていただけでぎっくり腰になった方も
まあこちらの方はタイミングの問題で
生理中に浴衣を着て花火を見に行き縁石の上に長時間座っていたらぎっくり腰になりました
ポイントは
・生理中
・浴衣
・縁石に長時間
です
・生理中は骨盤の関節が緩くなります
・浴衣の帯で腰を圧迫して腰の背骨の動きが少なくなりその分骨盤の関節がうごきやすくなります(骨盤の関節が緩くなる)
・座ると骨盤の関節は開く方に力がかかりやすく、硬いところであればあるほど反発力が強く働き骨盤が緩くなりやすくなります
・・・トリプルパンチ!!
笑い事ではありませんね
あとは
『年齢を重ねると誰でもなる?』という事
これまで書いてきましたが、負担さえたまればだれでもなります
姿勢・体の使い方・筋力・ケア不足などなど
年を重ねるとというのは必ずではありませんね
同じくらいケア不足でも年を重ねると、それだけ負担も重ねているということですからね
むしろ心配なのは子供のサルコペニア肥満や体力・筋力の低下が問題にもなってますので
近い将来子供の腰痛・ぎっくり腰がもっと増える!!という事でしょうね
小学生が塾の行き過ぎで肩がこったと親と来院したときは
もっと増えていくんだろうなと思ってしまいましたね
ちなみに、今年は意外とあおしではぎっくり腰が少なかったですが、肩首の急性痛が多かったですね
これから暖かくなり緩むと反動により急性痛が起きやすくなることもあります
セルフケアも大切になってきますね